英語と世界史

英語が得意だと世界史が苦手、世界史が得意だと英語が苦手。

受験ではそのようなジンクスがある。同じ文系科目でも相性が悪い。
私も世界史は苦手なタイプであった。
だが、実は英検1級を取得するとき、あるいはそれより上のレベルを目指すとなると世界史の知識がないと壁にぶち当たるのだ。まず上のレベルを目指す場合は欧米のアカデミックな書物を読む必要があるが、政治学にせよ経済学にせよ、心理学、文学、哲学、あらゆる分野が世界史の知識がないと読めないようになっているのである。社会科学というのは西洋から輸入された学問なので世界史がわからないとサッパリなのである。昨今のTOEIC一辺倒の怖さはこういうところにある。ビジネス英語が理解出来ても世界史を知らないと深い話が出来ない。教科書を今から読み直そうと山川の教科書を手にとっても中は無味乾燥である。ただ出来事をA and B and C and D…と列挙してるだけだからだ。教科書は中立な立場を守らないといけないので仕方ないといえば仕方ないが、学ぶ材料としてはあまりにも退屈である。そこで予備校の講師が書いたものをおすすめしたい。荒巻豊志先生が書いた「世界史の見取り図」である。こちらは、A, because B. C because D.と「なぜ」の部分が書かれている。講師の主観が相当入った箇所もあるが、教科書よりはずっと面白いし、記憶に残るものである。ウォーラーステインの世界システム論をベースに書かれているという参考書にしては珍しいものだが、それだけ中身は新鮮で読んでて面白い。本屋に行ったら是非見てみよう。公務員試験を目指す大学生や、社会人にも生涯学習としておすすめである。

荒巻の新世界史の見取り図 上巻―大学受験 (東進ブックス 名人の授業)  


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