国連英検特A級のススメ

英語の資格試験は数多くあるが、最も難しいものの一つに国連英検特A級がある。この試験はなんといっても単語が難しい。

英検1級と比較してどう違うのかといえば、1級の語彙は明らかに正解と分かるものが用意されているが、特A級は皆同じような顔をしている。

英検1級ならavaricious, audacious, auspiciousなど綴りは似ていても意味がはっきりと違うものが出されるが(それぞれ、「貪欲な」「大胆な」「幸運な」という違う意味の単語)だいたい分かれば正解を選べるのである。

それに対し特A級だと、「注意深く」と入れたい箇所に、circumspectly, cautiously, gingerlyとどれも同じような意味のものが出される。それぞれ英英辞典を引いてもvery carefullyなどとしか書かれていない。1級の最初の語彙問題で私は25問中24問もしくは25問は得点できるが、特Aだと正答率が7割に落ちる。文脈で推測するか、「このような言い方はしない」という英語の勘を養うしかない。極端な話、特Aは辞書を持ち込み可にしても点数はあまり変わらないかもしれない。

だがそのレベルのボキャブラリーを覚えていくと英字新聞を辞書と首っ引きで読む世界からは卒業できる。TIMEやEconomistにしても同じである。あとは背景知識を充実させるほうが理解が深まる。

たが、この試験に受かればもう怖いものなしかと言えば全くそうではない。ネイティブの実力を10とすると、残念ながら1か2ぐらい。それほど英語だけの世界で生きている人と、普段日本語の世界を中心に生きている人との間に実力差があるのだ。
例えばこの試験に受かった人がTIMEやEconomistの記事を書こうとしても全く歯が立たない。

やはり語学には学び過ぎということはないのだ。

2013年度版国連英検過去問題集特A級・A級 (〈1〉) 国連英検特A級・A級対策


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