文法書、単語帳、辞書、これらはマーカーで重要な箇所を塗るべきだ。マーカーで色を塗ることで、復習が大幅にスピードアップするのだ。
写真は最所フミの英語類義語活用辞典。ツイッターで話題になり、文庫本で復刊されたが、読みやすいのはこちらの縦長のビニールカバーのものである。
上の写真を見ればわかるとおり、マーカーで大事なところを塗っておけばその箇所だけ読み直すことで復習はすぐに終わる。しかし、何も塗っていないと、復習のときに全文読みなおしになってしまう。読み終わってから数週間なら内容を覚えてられるかもしれないが、1年後は相当あやしいはず。本を開いたときのストレスは100倍になる。付箋はどうかというと、貼りすぎるとページを開くときにサボテンのようにチクチクするのであまりお勧めしない。本当に重要なとこだけ厳選して貼るくらいでちょうどいい。
ところで、テレビに出てくるクイズ王やIT社長は「全部大事なんだからマーカーなんか塗らなくてもいい」と主張してるが、彼らはもともと記憶力がいいのかもしれない。普通の人が真似してうまくいくとは思えない。私を含め、覚えるのが苦手な人はとにかく道具で工夫してみることだ。わずかな工夫で時間を節約できる。
教科書や絶版本など、1冊しか手に入らないもので色を塗るのをためらうなら、全ページコピーすればいい。とにかくマーカーで塗り、余白に大事な情報を書き足したり、汚すことで自分のものとなる。
PEACE OUT.